スピーキング問題1,2の対策方法
1. 問題形式
この問題 1、2に関してはたくさんの類題がThe Official Guide to the TOEFL Testにあるライティングのトピック185題にあるので十分に練習することが可能である。185題のライティングのトピックが本に紹介されている。問題 1、2はこれと非常に似た問題が出る。
そして185題の中から、問題 1、2に似た問題はさらに絞ることができる。問題 1では何がしたいですか、どこに行きたいですか、お気に入りの行事は何ですか、などのオープンな質問(Choice型)である。これに対する答えを理由と例を含めて15秒で準備して45秒間答えることを要求される。これの練習に使える類題は185題中42題ある。
問題 2ではインドアスポーツが好きな人もいれば、アウトドアスポーツが好きな人もいる。あなたはどちらが好きですか、などの2択の質問(Preference型)である。これに対する答えを理由と例を含めて15秒で準備して45秒間で答えることを要求される。これの練習に使える類題は185題中44題ある。
2. 対策方法
ここで、重要な点は理由や例をスピーキング対策2にあるように、準備時間では話す内容を考えるよりひたすら解答の練習をすることである。書いて準備すると書くことに時間が取られて、例まで十分に考えることが難しい。また、具体的な表現を練習する時間がないため解答中に言葉に詰まる可能性がある。さらに、書ききれなかった内容があれば、その部分の説明に四苦八苦する。よって、準備時間、本番ともにメモに頼らず即興で話す方が効率的である。それがスムーズにできるように類題でしっかり練習しよう。
また、One reason, one supportive and one example policyも参考にしてほしい。
問題 1、2は次に紹介するフレームとフレーズを基に、類題を練習していれば試験で十分に答えられる。問1、問2の両方で満点の4を取ることは十分に可能である。また、この練習をたくさんこなすことで基本的な表現力を増やし、文法を正しく使えるようにする。そして、それがスピーキングの基礎力の向上に繋がる
3. 解答の流れ (フレーム)
Ⅰ. 自分の意見・立場を述べる。
(何がしたいのか<問題 1>、どちらが好きなのか<問題 2>)5秒
II. 理由を述べる。
(『なぜなら、~である。』それに関する説明を1~2文用意する。) 10秒
Ⅲ. 例を述べる 20秒
(『例えば、~の時に、あれこれした。』など)
IV. 結論
(『だから、~である。』) 5秒
4. 解答に使えるフレーズ
『~がしたい』
I would like to
I like to
I prefer to do ~
これらは問題 1、2の両方に使う。特に問題 2ではすべてに
『~が好きです。』
I like
『両方ともに有利、不利があって状況によると思います。』
There are both advantage and disadvantage in both opinions and my preference would depend on situations.
トピックによっては2つの選択肢に優劣がつけがたい時がある。その時は両方の選択肢の良い所と悪いところを説明する。 この方法はかなり有効である。
『なぜなら』
because ~
『~がしたい』の後に来るのが理由である。基本的にbecause で理由に繋げれば話の展開として十分ある。ただし、文の間を必ず取り、ゆっくり話すこと。そのほうが聞き取りやすい。この後に、1~2文の説明を加える。例えば、『私は犬が好きです。なぜなら、犬はかわいいからです。そのかわいさが私の心を癒してくれます。』のような説明文を加える。
『例えば』
For example, ~
For instance, ~
理由と説明を述べた後に、思いつきで例を加える。これで話の展開は完璧である。簡単に話せる作り話を考える。短文の連続ならばこれは容易にできる。
『私は犬が可愛いから好きです。』の例として、『小さいころから家で犬を飼っています。母が私の小さいころに家に連れてきました。飼っている犬とは今も仲良しです。人間の友達と同じくらいの本当の友達のようです。犬と遊んでいるとストレスが取れて気持ちをリフレッシュできます。』のような体験を話す。
ここで厳密にいうと、理由の『犬は可愛い』に対する説明がされていないが、別に構わないだろう。『癒してくれる』に対して、きちんと例を展開できていれば十分である。
『結論』
That is why ~.
Therefore I believe ~.
結論はなくてもいい。もし時間が余れば、時間稼ぎとして使えばいい。