TOEFLで100点越えを独学で達成する方法 ~6ヶ月のカリキュラム~
以前、TOEFL iBT勉強法!まずは80点越え!~3ヶ月学習計画~を投稿した。
Facebook、Twitter、はてなブックマーク、その他のSNSからかなり反響があった。
それからかなりお待たせしたが、今回は6か月で100点越えを達成する学習法について説明する。
TOEFL 100点対策の対象者:TOEFL 80点以上、英検準1級
本学習プログラムは
- TOEFL iBT 80点以上
- 英検準一級
- 同等の英語力を持つ上級者
を対象にしている。
まだ、その水準に達してなければTOEFL iBT勉強法! まずは80点越え! ~3ヶ月勉強計画~をお勧めする。
TOEFL iBT 100点を取るメリット
外国語としての十分な英語技能を示せる。具体的には以下のような場面でメリットがある。
- 実生活・ビジネスで通用する英語力の証明
- 大学受験で出願要件になっており、有利に働く
- 海外のトップ高校・大学の留学の出願要件になっており、有利に働く
- 留学関係の奨学金の出願要件になっており、有利に働く
例えば、以下3点は世界銀行の上級職員が「英語ができるかどうかを見る基準」としてかつて講演会で話していたことである。
- TOEFL iBTで100点以上
- 英語圏で3年以上の就労経験
- 英語圏の大学で学士を修得している
私も賛成であるし、他の英語使用者も賛成の人が多いだろう。
- 国際ビジネスの環境で英語を使用するため
上の目的の意味でも、受動的なリーディングとリスニングだけのTOEICよりも、能動的なスピーキングとライティングがあるTOEFLの方が包括的かつ実践的で良い
参考)就活生、9割が英語力の必要性を実感…実際は「会話できない」が4割
- 大学受験でTOEFL iBTが必要だから
大学受験でセンター試験の英語に代わり、TOEFL iBTが2021年前後に導入される可能性が高い。
また、昨今のほとんどの国際系AO入試では90点~100点のTOEFL iBTの点数が必要である。
海外の正規留学、交換留学に関して言えば、世界ランキングトップ 100以内に入る大学でTOEFLの基準が100点以上の大学はかなり多い。海外トップ大学のMBAなどであれば、107点という基準もある。
留学関係の奨学金に関して言えば中島健記念奨学金、公益財団法人吉田育英会、JASSOの海外留学支援制度などでTOEFL 100点を出願条件にしている。他にもいくつかの団体でTOEFL 100点を課している。
セクション別の目標点数
6ヶ月で80点を超えるためには以下のようなセクション別点数がバランスよく、かつ効率的に点数を伸ばせる。
セクション | 目標点数 | 正答率/素点 |
Reading | 28点 | 正答率が約90% (38/42問正解) |
Listening | 27点 | 正答率が約88% (30/36問正解) |
Speaking | 23点 | 素点が0から4のうち3点 (6問のうち4点を2つ、3点を2つ、2点を2つ。) |
Writing | 24点 | 素点が0から5のうち3.75点 (2問のうち4点を1つ、3点を1つ。) |
Total 104点
※iBT点数と正答率の関係についてはTOEFL 60点、80点、90点、100点を取るためのセクション別分析を参照。
100点を取るためには6ヶ月費やす!
1日3時間をTOEFL iBTの勉強に費やすのを6カ月。
3時間×180日= 540時間の勉強時間である。
だいたい、80点から20点伸ばすのに、効率的な勉強法でも400時間はかかる。
勉強教材はETSの過去問題とBarron’sと185題のトピック
3回分の過去試験問題を含んでいる。問題は本試験より易しい。
Official TOEFL iBT® Tests Volume 2
2016年1月に出た公式過去問題集である。Volume2は先ほどのVolume1とは違う問題が5セット載っている。100点を超えるためには、上記ETSの過去問題3冊は必ず取り組んだ方が良い。
試験形式で受けられるDVD-ROMが付いている。 問題は質・形式・難易度ともに現在の本試験と同じである。ETS以外の参考書としてお薦めなのはBarron’s TOEFL iBT である。
Barron’s Toefl ibtでReadingとListeningを仕上げよう。
この本のReadingとListening問題は本番のTOEFLと同じ形式である上に本番よりも難しい。 この本の素晴らしい点は8回分の模擬試験問題が載っていることである。 さらに、全てのリスニングのスクリプトが本に書かれている。 従って、100点を超えるのに最適な教材である。リーディングとリスニングのセクションはこれを丁寧にやりきれば30点中25点を越える力がつく。。
SpeakingとWritingも20点を越えるかもしれない。
残念なのはSpeakingとWritingが本番の形式と少し違う点である。
しかも、本番よりかなり難しめなので練習しずらい。
従って、Speakigは次に紹介する185題のトピックが良い。