【2019年】お勧めのTOEFL対策の教材と参考書

2019/04/08

筆者はTOEFLを勉強し始めて10年、海外の出版社と日本の出版社のTOEFL教材と一般英語教材を色々と試した。その結果、以下の教材・参考書は自信を持ってお勧めできる。

アマゾンのカスタマー・レビューで筆者(Jonatan)のレビューは一番の評価を受けている。

TOEFLの教材・参考書は数が限られているので、何度も丁寧に勉強することが重要である。1回のみの勉強で終わっては効果が小さいので、最低でも3回は丁寧にこなすようにする。

ETSの公式ガイド:80~100点を目指す

ETSの公式ガイドはなぜ良いのか?

  • 実際に本試験で使用された問題なので、問題の難易度・形式・傾向が同一である。(TOEFLの問題の難易度・形式・傾向は一貫している。)
  • SpeakingとWritingは他の英語試験に類を見ないほど、難易度の高く、特徴的な問題である。そのため、過去問を解いて、問題の特徴を理解することは有用である。
  • 過去問と全く同じ問題は出ないが、単語や熟語は頻出する。従って、過去問を解くだけでTOEFL iBTに必要な英語力を養成できる。
  • 大組織であるETSが高度な人材・資金・時間をかけて作成したテストである。高品質の問題が多く、演習教材として優れている。

1つ目:Official Guide to the TOEFL Test With CD-ROM, 4th Edition

この本に付属しているCD-ROMには3回分の練習問題が入っていて、本番とほとんど同じように練習できる。

  • 各回の試験につき、Reading 3題、Listening 6題、Speaking 6題、Writing 2題が含まれている。
  • 難易度としては実際の試験よりも易しめである。

これで練習して試験の傾向を理解する。

Reading Sectionでは画面上での読み方に慣れておく。特に文をポインターに添って読む練習しよう。これによって、どの文を読んでいるのか混乱することがなくなり速く読める。

Speaking Sectionでは各問に対する解答の型を本問題を参考にして作る。また、高得点と低得点の解答例と採点例があるので、高得点になる解答からよく学ぶこと

Writing Sectionでは問題と回答画面の独特の表示方法に慣れておく。

また、どのボタンを押せば次に進むのか、逆に押さなければどのくらい休憩できるのかなども確認する。例えば、リーディングとリーディングの間の画面で何も押さなければ、しばらく休憩できる。TOEFL iBTは3時間近くの試験なので、できるだけ休憩する必要がある。

2つめ:Official TOEFL iBT® Tests Volume 1, 2nd Edition

Official TOEFL iBT Tests with Audioから新しくなったことに注意(旧版は音声CDのみだったが、新版では実際の試験形式で受けられるDVD-ROMになった。)

これは過去5回分の試験問題を練習することができる。

  • 各回の試験につき、Reading 3題、Listening 6題、Speaking 6題、Writing 2題が含まれている。
  • 問題の難易度は実際の問題と同じようである。
  • リスニングの原稿がAppendix Bに載っている。

つめ:Official TOEFL iBT® Tests Volume 2

2016年1月に出た公式過去問題集である。Volume2は先ほどのVolume1とは違う問題が5セット載っている。

試験形式で受けられるDVD-ROMが付いている。問題は質・形式・難易度ともに現在の本試験と同じである。

上記3つの過去問題集は必ず取り組むべきである。

4つめ:TOEFL iBT®  Test Sample Questions

リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの各セクションを本番形式で受けることができる。自分のコンピューターにインストールして使う。

5つめ:The TOEFL iBT Test Sampleという試し問題

TOEFL iBTの試験を登録したら受けることができる。1回しか受験できない。TOEFLの自分のアカウントにログインして、”View Order”をクリックすればTest Sampleに辿りつく。

6つめ:ライティングのトピック185題

ETSのThe Official Guide to the TOEFL Testの中にある。

これはスピーキング問題1と2ライティング問題2の類題を多く含んでいる。

以上で合計15回分のTOEFL iBT 過去問題が存在する。

まずは60点を目指す人はTOEFL ITPの公式ガイド

CD付きで実際に出題された問題を掲載している。

TOEFL iBTでまだ60点に届かない学習者にはTOEFL ITPの勉強からオススメする。なぜなら、Reading、Listeningともに文章が短めなので学習しやすい。また、Grammarの問題はWritingを意識して作っている。

ETS以外のお勧め参考書:100点以上を目指す

下記に紹介する本はとても役に立った問題集と参考書である。

Barron’s TOEFL iBT 

この本はリスニングの練習に最適である! 全てのリスニングのスクリプトが本に書かれている。

この本の素晴らしい点は8回分の模擬試験問題が載っていることである。リーディングとリスニングは本番と非常に似ていて、本番より少し難しめ程度である。

リーディングとリスニングのセクションはこれを丁寧にやりきれば30点中25点を越えるだろう。SpeakingとWritingも20点を越えるかもしれない。

残念なのはSpeakingとWritingが本番の形式と少し違う点である。しかも、本番よりかなり難しめなので練習しづらい。

TOEFL TEST対策iBTライティング

Writingは単に練習問題だけでなく、どのように書くことが求めれるのか、どのように書く練習をすれば良いのか、という学習方法の知識が必要になる。

なぜなら日本語と英語ではライティングに対する考え方がかなり違うし、TOEFL試験でどのように採点されるかは中々わかりづらい。

四軒家先生の本はWritingの学習法やTOEFLのWritingでどのようなWritingをすることが求められているかについて分かりやすく、また本質的な部分を説明している。当ブログが厳選する本当に役立つTOEFL対策学習の情報発信者も参考にしてほしい。

その他、KaplanLongman、日本の出版社の参考書と色々と試したが、問題数が少ない、易しすぎる、形式と傾向が本試験と違うなどあまり良いと思わなかった。

TOEFLに効果抜群で格安のサービス

SpeakingはDMM英会話で練習する

月契約で準ネイティブ級の先生と毎日英会話できる。25分の1レッスン 160円(2016年2月時点)とかなり安いうえに、講師の水準も高い。(25分の無料体験レッスンを2回受けられる)

会話、デイリーニュースなどを教材にすると良い。詳細なSpeaking勉強法はTOEFL iBT スピーキング勉強法を参照してほしい。

様々な国から講師が構成されており、特にフィリピン、セルビア、リトアニアなどの先生が多い。一般会話やTOEICといった一般会話英語からTOEFLやNewsなどの高水準の英語まで対応できる講師が多い。

オススメは記事の要約か自分の意見を述べることの予習をして臨むことである。

  • 要約・・・BBCなどのNewsの記事を読んで、文章の言い換えとパラグラフ毎の要約をする。
  • お題に対して自分の意見を述べる・・・185題のTopicsに対して回答する。

Speaking学習に重要なのは、自分の音を録音し、何度も聞き直すことである自分の音声を聴き、発音・文法・トピック発展・英語表現・言い換えを徹底的に改善する。

WritingはFiverrで添削を依頼する

一回5ドルから、インターネット上で色々なサービスの取引をするウェブサイトである。英文添削サービスもあり、ネイティブ水準の人が添削するサービスを受けられる。

1,000 wordsくらいまでであれば、24時間以内に添削して返却してくれる人が多い。TOEFLの採点基準をあらかじめ伝えて、それに従って添削してもらうことも可能である。

Writing Rubricsに書かれてある通り、重要なのはLanguage UseとTopic Developmentになる。

Writing学習に重要なのは、書き終えた自分の答案を何度も読み直し、さらに添削された答案も見直すことである。自分の答案を読み、システム的に間違えるスペル・文法・トピック発展・英語表現・言い換えを徹底的に改善する。 

日本語で書かれたTOEFL攻略集

[改訂版]TOEFLテスト 一発で合格スコアをとる勉強法

オススメは内宮慶一先生の攻略本である。TOEFL iBTの試験の概要の紹介や高得点を取るために各々の分野の学習法と対策が学べる。この本の著者はTOEFL試験の指導歴が20年以上になるベテランである。

“英語の鬼”村川久子が伝授するTOEFL対策”

全体的に要点を得たTOEFL対策の説明が展開されている。

大学一般受験と実用英語の学習の違いがよく分かる。

ETS公認トレーナー直伝 TOEFL iBT® テスト対策、ここがポイント!

CIEEのHPより

ETSの公認トレーナー(Authorized Propell Facilitator)はETSの本拠地であるPrinceton, New Jerseyで研修を受けた公認トレーナーである。TOEFL試験に関する知識の研修とSpeakingやWritingの採点者と同じ訓練を受けている。

TOEFL®テストに関するワークショップや、学生や一般の方を対象としたスキルアップセミナーなどを日本全国で実施している。彼らは公式本に書かれているTOEFLテストに関する知識や対策法を分かりやすく説明したり、公式本に書かれていない具体的な採点基準までも伝えたりする。

採点基準を理解し、それに最適化して勉強するのが一番効率が良い。従って、採点基準を一番理解している公認トレーナーの連載記事を通読することをオススメする。

津島玲子氏のプロセスライティング講座

WritingのTask 2の対策に関してお薦めである。

TOEFLに効果的かつ楽しく学べる教材

楽しく学ぶことは一見、非効率的に見える。しかし、楽しいからこそ継続的に学べるのであり、長期的に学び続けることが1番の学習効果である。

自然系の単語を楽しく覚えるならPlanet Earthと全体的な学術的な単語はBBC Documentaryの教材が非常にお薦めである。これらはリスニングの訓練に非常に良い。

Planet Earthは全12エピソードで構成されている。海、平原、ジャングルなど、場所ごとに動物や自然が紹介される。(参考の映像はこちら。)

そこに出てくる単語は頻繁にTOEFL iBTで出てくる。字幕をつけることができるので、分からない単語を確認できる。また、出てくる単語と映像がリンクしているのでそれぞれの単語の意味がはっきり分かる。

BBC DocumentaryもTOEFL iBTに近い色々なトピックが収録されていて、単語とリスニングの良い勉強になる。例えば、自我の形成の過程、タイムマシン、貨幣、サウディアラビア、恐竜、人口爆発などのトピックについてである。BBC Documentaryの動画はYou Tubeに沢山投稿されている。

TOEFLのリスニングはかなりアカデミックなので、もっと取り掛かりやすい教材を紹介する。English Conversation Learn English Speaking English Subtitles Lessonというシリーズである。

これらはスピーキング問題1、2、5の基礎練習としても有効である。特に、じっくり英語力を養う時間のある人、基本会話の英語を勉強したい人にお薦めである。

動画でListeningはアマゾンプライムビデオ

アマゾンプライムビデオでは多くの洋画を無制限で見れる。年会費はわずか3900円なので非常にお得である。

その他、配送特典や季節割引、Prime Musicなどが付いており、非常に便利である。

音楽でのListeningはSpotify、リズムはリスニング学習のサプリメント!

普段、せっかく洋楽を聞いているなら歌詞を覚えたい!リズムをつけて歌詞を覚えると、リスニング力がグンとアップし、スピーキングにも使える。

Spotifyは4000万曲を超える洋楽を快適に聞ける音楽ストリーミングサービスである。歌詞をつけて再生できるモードがあり、音楽でリスニングの勉強をしたい人にとてもありがたい。

TOEFL後の勉強に役立つ教材についてはこちらを参考にしてほしい。

以上、お勧めのTOEFL対策の教材と参考書であった。

Wish you the best!