IT・プログラマー系の人が英語を使えるようになるための現実的な勉強法の提案

   2017/04/14

IT、特にプログラマー系の業界にいる人たちに、仕事で英語を使えるレベルになるための現実的な英語力アップの勉強方法や計画を提案したい。

私の英語力について分かりやすく説明すると、

  • カナダの大学院を優秀な成績で卒業
  • 英検1級保持 (Reading満点)
  • TOEICはレベルが易しすぎて受験しない
  • 計量経済分析と国際金融を専門にしている。

ただ、初期条件は皆さんと変わらなかった。日本の高校で普通の役に立たない英語の教育を受けて卒業しており、日本の大学で自分の専門科目の傍で英語を学んできた。

現在、データサイエンティストに必要なPythonのAnaconda、趣味でblockchainsなどを勉強していて、情報が豊富にある英語で勉強できて本当によかったと毎日思っている。

またこの前、日本のデータサイエンティストのコミュニティに始めて参加した。

会場の人たちがnullをヌル、iterationをイテレーションといったカタカナ発音で説明したり、『英語ができれば良いな。けど方法が良く分からない』と話したりしているのを聞いた。

(発音に関しては馬鹿にしている訳では全然ない。特にドイツ語ではnullをヌルと言うらしい。)

だから、プログラマーの人でも挫折せず、『使うこと』を重視した実用的な英語を、できるだけ素早く学べる学習方法を提案したいと思った。

IT・プログラマーの人たちが英語を使えるとどんなメリットがあるか

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色々な業界があるが、IT系は英語力の恩恵を受ける大きな産業の一つだろう。

  • 仕事で使用する
    (海外法人との電話会議、eメールなど、海外の安い業者にアウトソーシング)
    ちなみにこのwebsiteのSEOはFiverrのフリーランサーに委託している。
  • 英語でしか最新のIT知識を学べない
    インターネット上に占める英語の情報量は50%、日本語は5%と10倍の差がある
    例えば、Blockchains1つとっても、Youtubeにある英語日本語の情報の豊富さ、質の高さ、分かりやすさには雲泥の差があるのは一目瞭然だろう。
    他にもedXやCouseraで一流の大学の教授から最新のMachine Learningの知識を学んだりもできる。
    何か問題を解決したい時、ほとんどの問題の解決法は英語のウェブコンテンツに載ってある。
  • 海外の友達・ビジネス仲間を増やしたい
    海外の人たちでITやプログラミングに強い人たちは多い。
    ちなみに当ブログの記事のアイディアの一部はノルウェーと中国人の友人からアドバイスを受けている。
  • 綺麗なコードを書きたい
    適切な変数名の設定、コメントなど、綺麗なコードは英語に強い人の方がやはり有利である。
  • 海外で働きたい
    アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの英語圏に加え、北欧圏と大幅に機会は広がる。
    また、大抵給料と待遇も良い。
  • 給料が増える、待遇が良くなる

回帰分析で言うならば Income=a+b1(ITSkill)+b2(English)+b3(IT*English)+eとなり、相互作用係数であるb3の値がとても大きい。IT*英語ができる人は多くないからである。

目標:1年間で英語を自信を持って使えるレベルになる

高校時に一通りの単語と文法を学んでいることを想定する。

仮定法と聞いて、詳細は忘れていても『〜だったら』的な意味だったのがぼんやり出てくれば良い。

プログラミングと同じである程度、一通りの構文を学んだら、実践をしていく。

分からない部分があっても、その都度調べながら学んでいく態度が大事である。

(プログラマーなら自学自習できるはず。ちなみにオランダでは英語を完全に実践形式で学び、文法と単語を別々に学ぶことは基本的にない)

さて、そのようなレベル(英検2級前後)から、到達目標として

  • 日常会話は苦なく聞ける・話せる
  • IT関係であればある程度専門的な会話を聞ける・話せる
  • 英語のemailは時間を少し書ければ処理できる
  • オフィス・ビジネス系の書類は読んで理解できる
  • TOEIC 800点、英検準1級レベル (ただし、重要ではない)

逆にまだ難しいことだが、幾分かの進捗度が見れるのは以下である

  • 専門的な講義はvisual aidsや字幕がないと、細かいことは分からない
  • 言いたいことは十分に伝えられるが、日本人訛りの発音はある
  • 海外映画は字幕が無いと一部しか分からない

学習方針:単語・文法志向は完全に忘れる!まずはListeningから徹底して磨く!

単語・文法主義の日本・中国式の英語の学び方は捨て、世界で注目されているオランダ式の実践的な学び方を取り入れる。

Listening・Speakingを中心にし、音のインプットアウトプットを強化する。
(Reading・Writingは文字のインプットとアウトプット)

今日から以下の学習配分で学んでいく。

  • Listening 1時間 (50%)
  • Reading 30分 (25%)
  • Speaking 30分 (25%)
  • Writing 0分 (0%)

Writingはしばらく取り組まなくても良い。Listeningで音感を入れ、Speakingでアウトプット力を身につけ、Readingで書き言葉を学べば、Writing力は自然とついてくる。仕事で必要であれば、その部分のみ集中して学ぶと良い。

言語におけるListeningをスポーツに喩えるならばランニングである

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全てのスポーツにおいてランニングが基礎になっているのと同じようにListeningは全ての言語習得の基礎になっている。

ただし同時に、Speakingにも毎日取り組み、Listeningで学んだ発音・イントネーションと表現を実践に移す。

また、Readingを通して、パッセージの論理を正確に捉える力、文章構造の把握、語彙力を磨き、リスニングと相乗効果を得る。

単語帳と文法書はしない

当ブログでは単語帳・文法書主義から完全に距離を置いている。

実際、単語帳・文法書中心で学んだ日本の英語力では全く国際的な英語資格に歯が立たず、結果を出したのはListening・Speaking中心のオランダの英語教育である。(参考:TOEFLで世界と日本の英語力の差を知る (ついでに経済力も)

単語帳・文法自体は英語の一部分でしかなく、実践的ではない。Reading、Listening、Speaking、Writingは論理把握、文脈把握、瞬発的な反応、音の処理などその他の複合的要素を含み、そういった実践的な要素の学習をして行く必要がある。

また、実際にListening、Speakingなど、使用しながらの方が楽しくて、単なるお勉強よりも持続して続けられる。

『プログラミングはまずは習うより慣れろ!実際にアプリを作りながら学んでいく方が早い』と同じである

もしどうしても単語帳と文法書をしたいのであれば、このサイトをこれ以上参考にしない方が良い。

教材は日常会話→ビジネス→専門講義と段階を踏む

まずは易しく・短めの日常会話の題材を通して、基本的な英語の表現を入れ直し、同時に学習の仕方も身につけて行く。

その後は、ノーマルスピードで、中くらいの長さの教材を使用して、ビジネス会話レベルの英語の対策をする。

最後の仕上げとして、より複雑で専門的な教材を使用し、専門基礎レベルの英語力を養成する。

日常会話の段階でオススメしたい教材 (2ヶ月~3ヶ月)

Listening強化にEnglish Conversation Learn English Speaking English Subtitles LessonというYou Tubeの無料動画。少し遅めで簡単な会話のリスニングを通して基礎を身につける。(30分)


Listeningの学習方法はListening勉強法を参考にしてほしい。

Speaking強化にはトピック185題を使用し、一般的な会話トピックであればどれでも話せるように練習する。(30分)

writingtopics.pdf

Speakingの取り組み方法についてはSpeaking勉強法を参考にしてほしい。

さらにReading&Listening&Speakingの複合的な強化にDMM英会話を使用する。(30分)

Skypeを使ってオンラインでレッスンを受けられる英会話サービスである。通学型に比べるとかなり格安である上、講師のレベルもかなり高い。(ちなみに筆者はクリスタルユーザーであり、今までに450回以上のレッスンを受けている)

英会話

会話Daily Newsなどの日々の生活と関連する題材を教材にすると良い。

ビジネスレベル習得の段階でオススメしたい教材 (4ヶ月~6ヶ月)

ビジネスレベルではノーマルスピードのListening教材、中レベルのReading教材などを使用する。

Reading&Listening強化にTOEICテスト公式問題集を使用する。(毎日1時間)

目標としてはReading 400点-450点以上、Listening 400点-450点以上を目指す。ただ、本当に実用レベルで英語を使用することを目指すならば、あくまで通過点である。

本当の実用英語レベルはTOEICでは全く到達できない。『TOEIC 満点、英検1級』というのは実用英語レベルからすると、ほぼ無価値といって良いほど弱い。

TOEICは2016年に現行の試験形式となったが、それ以前の問題形式とあまり変わらない。そのため、新形式の公式問題集でも、急形式の公式問題集のどちらでも構わない。新公式 Vol 1Vol 2、旧形式 Vol 1Vol 2Vol 3Vol 4Vol 5Vol 6とあり、1冊に2回分のテストが収録されているので、16回分の練習を積める。

Readingの勉強方法についてはReading勉強法を参考にしてほしい。

そして、Listening強化にFriends、または他のアメリカのドラマを使用する。(30分)

Friendsを選んだのは20代の一般会話がメインであり、特定の状況だけでに限られた探偵物・刑事物やその他専門的なドラマよりも使える英語の幅が広いからである。好きであれば、The O.C.、Gossip Girls、Mentalist、The X-Files、Kyle XY、Full Houseなどでも良い。

また、Speaking強化に引き続きDMM英会話を使用する。(30分) この段階ではビジネスの題材を扱うと良いだろう。

専門基礎レベル習得の段階でオススメしたい教材 (3ヶ月~6ヶ月)

Programming系専門用語の強化に無料のCodecademyがやはり最適だろう。

既に2400万人以上が受講していて、HTML & CSSJavaScriptjQueryPHPPython and Rubyと色々学べる。

また、Reading、Listening、Writingと包括的に技能を扱いながら専門科目を学べるCourseraedXなどを活用する。これらのMOOC (Massive Open Online Courses)では世界のトップ大学の一流の教授から現地の学生と同じ質の授業を無料または低価で学べる。非常に価値のあるオンライン講座の集まりである。

Python、Rubyなどのプログラミング言語各種、Data Science (Big Data, Machine Learningなど)、Block Chains、またもっと根本的な微分積分、代数、確率論、統計学なども学べる。

より一般的な教養レベルを英語で使えるためには、BBC DocumentaryBBC Planet Earthがオススメである。


自然系の単語を楽しく覚えるならPlanet Earthである。Planet Earthは全12エピソードで構成されている。海、平原、ジャングルなど、場所ごとに動物や自然が紹介される。(参考の映像はこちら。)

BBC Documentaryも色々なトピックが収録されていて良い勉強になる。例えば、自我の形成の過程、タイムマシン、貨幣、サウディアラビア、恐竜、人口爆発などのトピックについてである。

以上、IT・プログラマー系の人たちが英語を実用レベルで使えるようになるための現実的なプロセスである。

もし相談があれば無料カウンセリングをオススメする。プログラミングと同じでメンターがいる方が学びが早い。

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