スピーキング問題4の対策方法

2017/02/18

問題 4はスピーキングの問題の中で、一番難しい。対策もしづらい。問題にでるトピック自体が難しいからである。

1. 問題形式

まず、問題形式として学術的なpassageを40~45秒で読む。ほどんどは何らかの概念の説明になる。(例えば、没頭というテーマ。没頭している時は、他のことを忘れ、ひらすら興味本位で取り組むなどの説明)

次に、教授が概念に関する具体的な例を説明しているのをリスニングする。そののちに、30秒の準備時間が与えられて、60秒で解答する。passageの概念と教授が話した例について要約して解答する。

2. 対策方法

普段、聞きなれない学術的なトピックが多いので、リスニングは難しい。また、理解できたとしても、表現し慣れていないので説明に四苦八苦するだろう。

対策としてはやはり、

準備時間(Preparation Time)ではメモを作らず、解答の練習をする

間をおいて、ゆっくり答える

が非常に重要である。

普段話す機会の少ないトピックなので、準備時間から話す練習をして少しでも流暢に表現できるようになる必要がある。また、早口で話すと余計に文法や単語が雑になるので、ゆっくりとクリアに話すようにしよう。

Passageの中の専門用語に注目

Passageの中で重要な概念や事象の単語は最初の一文目に出るか、より具体的な用語が真ん中に登場する。それを、簡単にメモしておく。スピーキングで説明する必要があるからだ。Passageは30秒前後で読み終えて、残りの時間は概念に関してメモを取る。

比較級や過去分詞を使いこなす

問題 4では比較級や過去分詞などのややこしい文法で説明しなければならない状況が多々ある。もし、それらでの表現が苦手ならば、事前によく練習しておこう。

例 ) A group which was not informed of the experiment in advance, showed the better performance than the other group which was informed in advance.

複数の登場人物

複数の登場人物について説明する必要がしばしばある。例えば、先生が見たおじいさんの話についてなどだ。このときに、両方ともにhe/his/himを使えば、どちらを指しているのか分からなくなる。よって、A person, Others, People, Another groupなどの人格用語を適当に扱えるようにする。意識して練習することが必要である。

例 ) The way he has influenced others impressed the professor.

ゆっくりと明瞭に説明する

具体的な例に時間をきちんと割く。確実に教授の話の内容を説明するためである。これは採点上、非常に重要だ。きれいにまとまることができれば、少し早く終わってしまっても構わない。概念の説明は、passageにあるような完璧な説明でなくて良い。自分の言葉を使ってある程度説明できればいい。

3. 解答の流れ (フレーム)

I. 概念の説明 20秒

According to the passage, ~ is ~.

概念の説明を行う。Concept や理論にはthe をつける。

II. 教授による説明 5秒

The professor cited a example (stories, experiments, ways, benefits) of ~(main idea).

教授の実例を説明する。

III. 具体的な例 35秒

4. 解答に使えるフレーズ

引用表現)

According to the passage,

The professor gave an example/explained ~

調査や実験系の話)

The study examined the two groups of ~.

In the study, two ~’s groups were compared.

~ are separated into two groups.  In one group, ~. In another group,~

3つのグループ)

First group is ~.

Second group is ~.

Third group ~.

5. 実際の解答例

そのうち。