TOEFL/IELTS対策の予備校・塾探しで確認するポイント!おすすめの探し方

2017/05/21

本記事ではTOEFLとIELTSの予備校・塾探しのポイントを説明する。

特定の予備校・塾をオススメすることはしないが、そういったところを見学したり、色々なHPを見たりする中で特長がよく分かる。

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TOEFL/IELTSの予備校・塾に行く価値は?

当ブログでは超低予算での自学自習を目的にしているが、プロフェッショナルの講義・サポートを継続的に提供する予備校・塾の価値も理解している(と思う)。

理由1)上がらないスコアを上げるため!

自学自習ではスコアが上がらない、結果が出ない人はずっと出ない。自力のダイエットでどうしても結果を出せない人と同じである。その人に応じたプロの適切な講義・アドバイスが必要になる。

理由2)短時間で結果を出す

TOEFL iBTのスコアはゼロから自学自習であれば1年で20点くらい上げるのが限界であろう。

一方、指導・ノウハウに長けた予備校・塾であれば6ヶ月で20点くらい伸ばせるかもしれない。

たいていの受験生は結果を出す期限が決まっている場合が多く、時は金なりである。

理由3)長く努力する精神的なサポートを得る

正直に言えば、自力でのTOEFL/IELTSの学習は10人に7人はあきらめる。

最初の1週間で2人は諦め、1ヶ月以内にさらに2人は諦めるだろう。

試験が難しく、学習方法のノウハウは探しづらく、いつ結果が出るか分からないため精神的に続かない。

筆者がTOEFL iBT 60点から初めて107点に到達するまで努力できたのは運が良かったのもある。(英語上級クラス→交換留学→大学院と段階的な目標がたまたま目の前にあった。)

それだけ長く、困難な道のりを長期的にこなすのは難しい。

初心者がフルマラソンを完走するために、伴走者がいる方が良いのと同じく、専門的なサポートを受けるのは精神的に大きな支えとなる。

予備校・塾に入学相談に行くまでに準備しておくべき2つのこと

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入学時に最適な授業を最適なコマ数・期間を受講できるようにしたい。そのために、事前にしておきたいことは以下である。

準備1:TOEFL iBT/IELTSを未受験ならまず受験に行くこと

TOEFL/IELTSを人間の健康に喩えると、人間ドック(General medical check-up)に行って健康診断をするのと同じである。幸か不幸か、本試験のスコアが一番信頼性があって正しい現実である。

各セクションごと、特にTOEFLではSpeakingとWritingの各問題ごとに得意・不得意を把握できる。

また、自分の目標スコアまでの距離も正確に測れる。これを経てから、入学相談に行く方が必要なレベル、科目、受講数と案内を受けやすい。

また、よっぽどスコアが悪くならない限り、本気で学習する気が出る。既に英検2級レベル以上の実力を持っていれば、TOEFL/IELTSを先に受けにいこう。

準備2:通学できる時間・曜日・期間を確認する (少なくても最初は多くの日程が空いている素ぶりをする)

各々の予備校・塾に時間割があり、生徒の都合の良い時間・曜日・期間の制約範囲内で最適な授業科目と講師を紹介されるだろう。

そのため、生徒にとってできるだけ時間・曜日が空いている方が最適な授業を受講できる可能性が高い。

少なくても多くの日程が空いている素ぶりをしても良いだろう。その方が、自分にとって本当に必要な科目、自分に合った講師の特徴などを聞くことできる。

予備校・塾で入学前に確認をオススメしたい3つ

費用の確認や事前の資料請求などは勿論する方が良い。ここでは下記の3点を詳細に確認したい。

  1. 講師、イントラクターなど授業をする人
  2. アドバイザー、カウンセラー、コンシェルジュなどのサポーター
  3. 教材の質

1)講師:実用英語力と試験問題を理解しているか

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まずは講師の英語指導力を各予備校・塾や講師の個人HP(ブログ、Facebook、Twitter)などで確かめる。

  • TOEFLやIELTSの受験経験が豊富にある
  • TOEFL iBTであれば116点、IELTSであれば7.5以上を持っている
  • 豊富な指導経験を持っている

上記は必要条件である。さらに必須とは思わないが、プラス要素として、以下がある。

  • 英語教授法(TESOL)や第二言語修得理論などを修得しているか
  • 海外留学(大学・大学院)などを経ていて、留学アドバイスなどもできるのか

しかし、必ず上記のような情報が見つかる訳ではないので、入学前に体験授業を必ず受けよう。

日本人の先生かネイティブの先生の授業が良いかは入学時に話すアドバイザーに相談

日本語の説明が必要であったり、日本人が犯しがちな英語の間違いをする場合は日本人の講師が良いかもしれない。

あなたが4技能かつintegratedな環境に身を置きたい場合、また先生が海外のトップ大学出身などで役に立つ情報を得られる場合はネイティブ講師が良いかもしれない。

注意1)TOEICや一般受験の指導経験推しの先生

TOEFL/IELTSとTOEICや一般受験の英語はかなり特徴が異なるので、参考にならない。詳しくはTOEFL/IELTS/英検/ITP/TOEIC/受験英語の特徴を数値化する!を参考にして欲しい。

注意2)英語学習をして英語が上手いのではなく、単に帰国子女で英語ができる先生

一概には言えないが、ネイティブの先生と同じで英語学習で日本人ゆえに詰まる所などのサポートができない場合がある。

2)アドバイザー、コンサルタント、カウンセラー、コンシェルジュなどのサポーターの探し方

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講師は授業を行うが、アドバイザー・カウンセラーは入学中に生徒のサポートを行う人である。

  • 戦略的なコーチング
  • メンタルケア
  • 生徒の適性の見極めや進路案内など
  • 入学・中退・退学の相談

入学時に面談する人がアドバイザーになるのか確認しておく。講師や教材の質は外部者には分かりづらいが、アドバイザーは入学時に話すので確かめやすい。

アドバイザーから得る学習や進路アドバイスに関して自分でも調べて吟味するようにしよう。

良い学習サポートをできるアドバイザーはやはりTOEFL/IELTSの指導経験が豊富であることである。以下の事項は確認しておきたい。

  • TOEFL/IELTSの受験回数
  • TOEFL 100またはIELTS 7.0以上を持っているか
  • 今までの何年くらい/何人くらいの生徒をサポートしてきたか

この記事作成までに、いくつかの予備校・塾を見学し、HPを確認したが、一番上2つを満たしているか怪しい場所はいくつかあった。

特に以下を明確に示せるアドバイザーは良いだろう。

  • 過去の生徒のスコアアップの期間と結果
  • 入学すれば何ヶ月で何点伸ばせるか、ある程度コミットできる
  • 自分の弱いセクションかSpeakingやWritingなどのアウトプットの学習方法に詳しい

また、入学後に放ったらかしにされるのを防ぐために、以下を確かめる。

  • 入学したらどのようなサポートを受けられるか (定期・随時相談が可能なのか)
  • 自分が授業に行く曜日・時間帯に相談できるのか、その場所に常駐しているのか

例えば、ダイエットや筋肉トレーニングのためのRizapであれば毎日食事内容を報告し、フィードバックを受けられる。英語の学習サポートも同じように細かい学習サポートを得たい。

さらに、若干イジワルだが、①公式教材の問題は解いたことあるか、②その場でその問題の特徴や解法手順など具体的なアドバイスができるかも確認する。

3)教材:その教材の使用に哲学はあるのか

なかなか、良い教材を使用しているかは分かりにくいと思うが、確認したいのは以下の点である。

  • 公式教材か、出版社の本か、独自対策・学習教材か
  • 公式教材でなければ、本試験の問題にレベル的に同じか、同じ形式の問題か
  • もしレベル的に違う、形式の違う教材であれば、その理由

ETSのOfficial GuideCambridgeのIELTSの問題の質は高く、あの質を真似る、上回るのは簡単ではない。また、TOEFLであればコンピューター形式を再現するのも容易ではない。

TOEFLに関して公式教材でないが似せている場合、Readingの最後の2つの問題や、Speaking Question 3,4,5,6、Writing Question 1の再現性を特に確認したい。

IELTSであればListeningの問題とWritingのTask 1を特に確認したい。

逆にわざと似せていないなら、その理由は何なのかを確認する。

以上、予備校・塾を探すときに確認をオススメしたいポイントの紹介だった。