Writing対策〜100点を目指す上級者向け
Writing能力を伸ばす基礎の練習はTOEFL Writing勉強法:アイディア出しと見直しが重要!を参考にして欲しい。以下に説明するのはTOEFLのWriting Sectionに特化した対策である。
Writing対策1 Paragraph毎に見直すことが肝心
Writingでは見直しが肝心である。Writingでは一文一文の単語・文法が正しく、また文体としてもある程度まとまっていれば高得点を取れるからである。
必ずパラグラフ毎に見直しを行おう。パラグラフ毎に行えば、読み直ししやすいし、間違いにも気づきやすい。
例えば、文法に間違いがないか、単語のスペルエラー(typo)はないか、英語の言い回しや熟語の表現は適切か、thereforeなどの接続副詞をきちんと使えているか、言葉の言い換え(Paraphrasing)はできているかなどである。
Writing対策2 早く書く
Writing問題は早く書かないと時間内に終わらない。問題1, 2ともに10分間で130 wordsを書く必要がある。これは一般的な書くスピードよりもかなり速いと言えるだろう。
問題 1では15分で200 words近く、問題 2では25分で300 words以上を目安に書く必要がある。問題 1は20分、問題 2では30分ある。しかし、最初の2分は構成を考えることに使う。また、最後の3分は読み返しと校了に時間を充てたい。よって、各問とも5分間を引いた時間で書く必要がある。よって、速筆が必要となる。
速筆はそれほど難しくない。ポイントは3つある。
まず、エッセイの構成が決まっていること。エッセイの構成はSpeaking対策1 フレーズとフレームを準備する、フレームの選択と同じ要領である。問題への具体的なフレーズとフレームは別の投稿で紹介する。
次に、書く内容が決まっていること。書く内容は最初の2分間で考えれば良い。簡単で書きやすい内容を考え出す。普段からアイディアを考え出す練習をしておけば、試験でもできる。
次に、キーボードでのタイピングが早いこと。普段からパソコンを使ってエッセイを書く練習をすると良い。また、TOEFL iBTの試験で使うキーボードは英語での配列になるので、普段から自身のパソコンのキーボード設定を日本語配列から英語配列に変えておくと良い。
以下は配列変更の手順である。
- [スタート]-[ファイル名を指定して実行] から regedit.exe を起動する。
- HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Services/i8042prt/Parameters を開く。
- LayerDriver JPN のデータを英語キーボードならkbd101.dll、日本語キーボードならkbd106.dll に変更する。
- Windows を再起動する。
より詳しい手順はこちら。
Writing対策3 短文と接続詞で勝負
分かりやすいWritingは短文と接続詞である。
(ちなみに分かりやすいSpeakingはゆっくりと話すことと強調である。)
長々と続けた文章を書くよりは短文を心がけよう。
例文)
1. 今日は雨が降っていたので、友達とサッカーをする予定を取りやめて、マクドナルドに行ってハンバーガーを食べた。
2. 今日は雨が降っていたので、友達とサッカーをする予定を取りやめた。その代わり、マクドナルドに行ってハンバーガーを食べた。
1. Since it was rainy today, I cancelled the plan to go playing soccer with my friends and went to eat hamburgers at McDonalds.
2. I cancelled the plan to go playing soccer with my friends today because it was rainy. Instead, we went to eat hamburgers at McDonald.
最初に頭にあることを普通に書き出せば大体が1のようになる。それを意味ごとに分解し、2の文章を作る。意味がより明確になり、読みやすい。ここで重要なのは、短文と接続詞を使って、2のような単純で分かりやすい文章を作るという心構えを常に持っておくことである。
接続詞を使って文章を分かりやすくしよう。効果的に使うことで、文章の質が上がり、採点に良くなる。英語では、however, hence, therefore, nevertheless, although, as if, despite of, insteadなどの接続詞をWritingの文章に入れて文脈を分かりやすくしよう。