2014/08/192 Shares

UBC 交換留学 最終報告書 (日本語)

1. 感謝

初めにこの留学にあたって、根幹的な援助をして頂いた佐伯様・佐伯奨学金に感謝したい。この奨学金が無かった場合、私の留学は困難になっていたかもしれない。授賞式のお話にあったように、10年もしない内にこの奨学金を支えるように一所懸命に頑張りたい。

次に約2年に渡り、選考やサポートをして頂いた国際協力課の職員の方々にお礼を申し上げたい。留学前の説明会から留学中の連絡まで細かなサービスをして頂いた。特に村上さんには留学前、留学中の分からないことに対していつも助けて頂いた。また、谷井さん、ショーンさんには留学前の事前説明会の世話をして頂き、留学について、いくつか質問させて頂いた。職員の方々に対して感謝の心で一杯である。

また、留学先の決定や授業の選択に関して、商学部と経済学部の教授方に貴重なお時間を頂いて、ご指導を受けた。駆け出しの学徒に対して真剣に話し合って下さったことは大変に嬉しく、有益なことだった。深くお礼を申し上げたい。

そしてまた、今まで親身になって色々な助言をしてくれた、たくさんの先輩に「ありがとう。」と言いたい。今まで、勉強のコツや寮の選び方、TOEFLの勉強法、励ましなどたくさんの言葉を頂いた。特に総合政策の先輩方に本当に感謝している。先輩方と出会って刺激を受けていなければ、交換留学をそもそも志していなかっただろう。また、私が挫折しかけた時や上手く行かなかった時に、励ましてくれたのも先輩方だった。

私はこれらの方々に直接恩をお返しすることはできないし、する気もない。その代わりに、この交換留学で得た経験を十分に活かし、社会の一員として立派に活躍することと、今度は私が学んだことを後輩にできる限り伝えていきたい。

2.全体的な感想

The Golden Age, Golden Consumption and Golden Investment

もし、私が2年前の留学を申し込む決断する時に戻った時、英語の能力に関わらず躊躇なく申し込むだろう。

交換留学に行く価値はあるのか?たくさんの学生が交換留学に申し込む前に疑問に思うことだろう。私も同じことに悩んだ。留学先で楽しめるのか、授業についていけるか、就職活動にプラスなのか等々、不確定で不安なことは一杯ある。

結果的に20代での留学は自分の人生にとって大きなプラスだったと私は思う。異文化やInternationalはありきたりな言葉だが、本当にたくさんの刺激を与えてくれる。色々な国から来た学生と寮で一緒に生活することは知らないことばかりで楽しい。そもそも、仲間と寮で暮らすという制度が日本にはない。また、一緒に勉強することは色々な意見を聞けて、日本でしか通用しない考えを知り、海外の独特思考を学ぶ機会である。多種多様な学生と交流を持つことで世界は広いことを実感し、面白いと感じる。活気に溢れた20歳前後でしかできない留学で友達をたくさん作り、刺激を交換し合うのは最高の機会だと思う。今しかできないことが交換留学に一杯詰まっている。

短期的な英語力の向上や就職活動などの短期の消費と投資で留学の価値を測らず、超長期、つまり40年、50年という自分のライフサイクルを視野にした時に20歳前後での消費と投資価値を考えてみる。私はこれから先、この8ヶ月間の交換留学をしたことを後悔しないし誇りに思う。色々な経験をして長い8カ月だったが、凄く楽しかったので短い8カ月間でもあった。

英語に対する不安?

留学中の英語の心配をする。私もそうだった。しかし、それほど気にすることは無いと思う。確かにTOEFLの点数が高いほど授業の理解度は上がるだろう。私はTOEFLを557点のスコアで留学した。最初は全体を通して授業の8割くらいを理解できた。もし、500点だったらと7割だったかもしれないし、600点だと9割だったかもしれない。しかし、事前勉強や先生のレジュメ、オフィスアワーなどを上手く利用すれば英語が苦手でも授業を理解できるし、周りについていく方法はいくらでもある。英語力は授業を理解する一要因でしかなく、深刻に心配する必要はない。意識して勉強と練習をすれば留学中に英語力は伸びる。つまり、その時の英語力で留学の申し込みを悩んでほしくない。留学に行きたい気持ちがあり、求められるTOEFLのスコアを持っているなら堂々と申し込めばいいと思う。迷える自分自身を押してあげてほしい。

UBCの宣伝

素晴らしい大学だと思うので宣伝したい。たくさんのInternational Studentsが与える生活・勉強の両面におけるポジティブな影響と英語のサポート環境は最高である。生活面で言うなら周りの学生の優しさ、美しい景色、整ったインフラなど心から住みたいと思う環境にある。勉強面で言うなら、世界中から来る学生のレベルの高さと考え、体験談に刺激を受ける。また、丁寧に教えてくれる先生が素晴らしい授業を展開する。授業は学生、先生ともに真剣であり、熱心である。さらに、英語に関してUBCは寛容であり、先生も学生も英語が上手でない学生に上達する機会を与えてくれる。後輩の方々にUBCを選ぶことをお薦めできる。

海外での能力

日本での自分の能力を100%とすると留学中は70%くらいしか出せなかっただろう。言語が違う国で環境が異なる場所で日本と同じように暮らしていくのは難しい。日本にいる時に比べて理解力が劣る上に、日本ではしないようなミスや失敗が重なった。しかし、ある程度の克服はできるようになって良い経験だった。

Soft Skills and Hard Skills

 勉強することで知識というHard Skillsを身に付けた。しかし、私にとってそれ以上に貴重だったのはSoft Skillsの改善だった。カナダ、アメリカ、メキシコ、ベネズエラ、インド、トルコ、フィンランドなど世界中から来た友達と話すことでコミュニケーションの意味を理解したし、上手くなったと思う。今までコミュニケーションを難しく考えていたが、会えば積極的に話しかけて、気軽に会話する簡単なことだと彼らから学んだ。礼儀・作法に煩い日本と言われるが、コミュニティーは閉鎖的で余所に対しての挨拶などは疎い部分がある。気軽に人と話し合うオープンな環境での生活はコミュニケーション能力の向上に繋がる。

3.勉強面

これから、勉強面に関して総括を行う。勉強は留学の根幹的な目標であり、また、時間を取られる勉強面で成功すれば生活面も成功しやすいので重要である。勉強の成果報告をする。感想やコツは毎月の報告書にまとめた。

成果報告 春学期                                              成績

Econ345  Money and Banking                     80

Econ355  Introduction to International Trade                   95

Econ441  The process of Economic Development                 80

Econ442  Issues in Economic Development                      90

Econ447  Monetary Theory                                    70

秋学期                                              成績

Econ307  Honors Intermediate MacroeconomicsⅡ              81

Econ326  Methods of Empirical Research in Economic        98

Econ407  Topics in Macroeconomics                          80

Econ456  International Macroeconomics and Finance         95

 

各科目の内容は毎月のレポートに載せているので割愛する。成績は満足の行くものでは無かった。同じ先生のクラスを3つ取った。しかし、それに拘らず、基本に忠実な先生の授業を履修していれば成績はもっと良かっただろう。

しかし、一般的に言われるほど授業を難しいと思わなかったし、基本的な学習を怠らなければ優秀な成績を修めることが可能だと思った。

特に経済学は一般性が高いため、語彙レベルも高くなく体系立っているため留学生に有利だろう。ローカル色と専門性が高い法学や政治学、馴染みの薄い科学ならばもっと苦労したはずだ。

 

4.英語面

英語力は伸びたのか?よく友人から質問される。留学中は気付かなかったが帰ってきたら上達していることに気付いた。上ヶ原の以前と同じ場所で英語を使った時に初めて自分の英語力(特にスピーキング)の上達に気付いた。

英語の上達はどれだけ意識的に英語力を伸ばそうと思うかが重要だと思う。日本人や日本語との接触を意識的に遮断して、友達と英語で会話し、英語で考え、英語で書こうとする気持ちが大事だと思う。

英語力を伸ばす意識があるならばUBCは最高の場所だ。先生も友達も英語の勉強に関することに寛容である。私はいつも授業中に発言し、飯時も友人に積極的に話しかけ、英語力を伸ばす努力をしていた。皆がいつも私に話す機会を与えてくれたし、アドバイスをしてくれた。インドの先生は私が英語で説明できずに諦めかけた時に最後まで説明する機会を与えて下さった。

帰国しても私が英語の勉強を継続しようと思うのはその人たちの支えに応えたいからであり、もう一度再会した時に褒めてもらいたいからである。

 

5.準備面

留学までの英語の勉強

9月の報告書に書いた。TOEFLでは過去問と書き取り、精聴と復唱がスコアのアップに本当に大事だと思う。授業のための英語勉強は初歩の専門科目の教科書が役に立った。BBCのLearning English は質が高く英語の勉強に今も使っている。6 minite EnglishやWords in the newsはListeningと語彙の勉強になった。

費用面

項目 合計$ 節約可能性
食費 【ミールプラン抜) 1629 4000
洗濯 111 111
洗面具   84 84
衣類 226 226
小物 203 203
イベント参加費 129 129
ヘアカット 61 61
文房具 379 379
20 20
保険 343 343
手数料 130 130
土産 110 110
その他 466 446
寮費 3800 3800
ミールプラン 3456 0
機器 160 160
寝具 75 75
55 55
携帯 266 266
教科書 660 660
移動費・チケット 1994 1500
輸送 350 100
その他 945 945
合計 11761 7561
総計 15652 13803
$1849の節約可能性

渡航費、準備費、生活費と全部で150万近くかかった。最大の失敗はミールプランが強制である寮を選んでしまったことだった。自炊の方がかなり安く済む。また、飛行機のチケットは留学が決まった時点で取れば良かった。旅行中は預ける荷物をゼロにして持込荷物だけにすればFeeを取られない。日本に送る荷物は最小限にして、単位認定をしない教科書やノートは残していくべきだった。

旅行をせず節約もすれば120~130万、旅行をしても130~140万くらいに抑えられたと思う。図の左列は実際にかかった費用、右列は自炊と旅行を三回して節約した予測の費用である。

どれだけの荷物が要るかは人によるが、帰りは荷物が多くなるので留学先で旅行鞄を1つ買って詰めれば日本に郵送で送る量が少なくなる。

行き 旅行鞄を1つ(預かり)×小バゲッジ(持ち込み)×バッグ

帰り 旅行鞄を2つ(預かり)×小バゲッジ(持ち込み)×バッグ

この場合は荷物チャージされない。

辞書

10月の報告書に詳細を書いたが、辞書は良い物を準備した方が良いと思う。英和・和英大辞典、活用辞典、類語辞典は英語の上達に本当に役立った。

6.生活編

寮選び

友達をたくさん作りたい、社交的になりたいなら1フロアに30人以上いる大きい寮がお薦めである。毎月の報告書に書いたので詳細は書かないがこの8カ月の生活は最高に楽しかった。

UBCならPlace VanierかTotem poleだが、ミールプランに強制加入なので費用は高くなることを考慮しなければならない。

少人数の友達と仲良くて自炊をしたいならMarine Drive, Walter Gage かFair Viewが良いだろう。特にWalter Gageはアジア系が多いと聞いた。