Speaking対策〜100点を目指す上級者向け

   2017/02/18

Speaking能力を伸ばす基礎の練習はTOEFL iBT スピーキング勉強法を参考にして欲しい。以下に説明するのはTOEFLのSpeaking Sectionに特化した対策である。

Speaking対策 1 テンプレートを準備する。フレーズとフレーム!

TOEFL iBTのSpeaking Sectionで高い点数を取るためにはテンプレートを準備する。テンプレートはフレーズとフレームで構成させる。フレーズとは典型的な表現でフレームとは典型的な回答の流れを意味する。

この対策を知っていれば、Speaking Sectionの点数を2点上げられる。あらかじめフレーズとフレームを準備しておけば、問題中に出てきた情報をそれに当てはめることができるからである。

そして、各問における問題形式はほとんど決まっている。よって、各問の解答に必要なフレーズとフレームは事前に準備することは可能である。したがって、ほとんどの問題にある程度のレベルで答えることができる。

フレーズとフレームを準備することで得られる3つのメリットを挙げる。

1.  準備時間に基本的な表現を考える必要がない。よってその分をListeningの内容の表現を考えるために費やすことができる。また、余った時間で情報をまとめることに費やすことができる

2.  2分弱の学術的な内容を1分にまとめることにパニックにならずに済む。

3.  Listening時にそれに当てはめる重要な部分のみを聞くことに集中できる。逆にフレーズを用意していなければ、内容にそれほど関係ない基本的な言い回しに戸惑うことになる。

フレームを用意していなければ、2分弱の講義を1分の内容にまとめることにまず頭が混乱するだろう。そして、そのまま解答すると事実を言い間違いや、文法を使い間違える。さらに、会話の流れを知らないために聞くポイントを分かっていなければ聞き逃す可能性も大きくなる。よって、フレーズとフレームを準備しておけば全ての問題にある程度解答できる。

さらにスコアを上げるためには問題をしっかり理解するための語彙力とListening力の基本な実力が必要である。

フレーズとフレームはETSのThe Official Guide to the TOEFL Testという参考問題集にある例題を参考にして作る。これに出てくる問題形式とそれに伴う解答の形式が本試験に出てくる形式と全く同じだからである。これは何回も試験を受けた筆者の経験から間違いない。また、それぞれの問題への具体的なフレーズとフレームは別の投稿で紹介する。

ここで注意することは、BARRON’SのTOEFL iBTや他の参考書にある問題形式は似ているものの、多かれ少なかれ本物と違う。しかも、BARRON’Sはトピックが実際よりもかなり難しめである。よって、フレーズとフレームの準備のためにこれらの本を使うことはお薦めできない。他の参考書のSpeaking Sectionは表現を広げる練習のためだけに使うべきである。

試験当日ではフレーズとフレームをSpeaking Section前の10分間の休憩中に思い出し、スムーズに表現できるように練習しよう。つまり、問1から問6までの各問題の話と解答の流れをさっと思いだし、休憩時間いっぱいまで繰り返し練習する。

なお、以下も参考にして欲しい。

TOEFL iBT Speakingでは英語と同じくらいTopic Developmentが大事!

TOEFL iBT Speaking: 効果的にトピックを展開していく方法

Speaking対策 2 メモを取らず、解答の練習をする

Speakingにおいては、

ー Q3、4、5、6のListening中にメモを取らない

ー 準備時間(Preparation Time)にメモを取らない

この対策はSpeakingの点数アップのために非常に重要な対策である。

これはQuestion 1~6の全てに当てはまる。

Q3、4、5、6のListening中にメモを取らない

メモを取る動作はかなりの集中力を要する。そのため、肝心のListeningが疎かになる。

長くても2分ほどのListeningのため、聞いた内容の要点を覚えておくことは可能である。

また、Speakingの回答ではListening内容を要約するだけでよく、仔細まで話す必要は無い。

また、Writing Question 1のようにListening内容を20分かけて細かく記述する訳はないので、メモに頼る必要は無い。

むしろ、Listening中は聴きながら話す内容を組み立てることに集中する方が良い。

大切なのは、Listening内容の大筋をクリアに聞き取りやすいスピードで話すことである。

採点者がチェックしているのは要約の完成度よりもSpeakingのレベルである。

準備時間(Preparation Time)にメモを取らない

準備時間はメモを作るなどの準備をせずに、いきなり解答の練習をする。

そして、実際の解答時間も準備時間で練習したことを話す。

この方法の利点は、解答時間(Reponse Time)で最初の20~30秒は確実に流暢に答えられることである。準備時間中に話した内容を、そのまま解答時間で話せば良いだけだからである。少なくても最初の20~30秒は綺麗な発音で、滑らかに解答できる。そして、最初の20~30秒の話の流れができているので、残りの時間もテンポよく話せる可能性が高い。

この方法は一見、効果的に見えないだろう。どういったことを話すかを考えずに解答することに不安があるからだ。

しかし、その点は実は問題ではない。なぜなら、フレームとフレーズが頭に入っていれば、話の筋はすでにできている。よって、わざわざ話の構成を紙にまとめなくてもいい。

また、内容の肉付けも練習すれば話しながら作っていけるようになる。普段から紙に書かずに、解答する練習をしていれば即興は難しくない。普段の練習時から即興で解答するトレーニングをしておけば、頭が柔らくなり、メモ無しで臨機応変に解答できるようになる。類題でしっかり練習して欲しい。

例えば、問題3、4のように30秒の準備時間と60秒の解答時間がある問題では、準備時間の30秒で、話す練習をする。これにより、自分のペース、どのくらい上手く話せているか分かる。そして、自分の解答レベルが実際に解答する前に分かるので冷静になれる。

これによって、解答時間の初めの30秒は上手に答えられる。解答時間の2分の1を上手に答えられれば、かなり良い得点を取れる。

そして残りの30秒は即興で考えながら可能な限り答える。普段から紙に書かずに、話す練習をしていれば即興は難しくない。この方法は非常に効果的である。

一方、ほとんどの受験者は準備時間中に話す内容を紙にまとめることに費やしていた。つまり、30秒の準備時間で紙に話したいことをメモし、60秒の解答時間で答えている。

書いて準備すると書くことに時間が取られて、例まで十分に考えることが難しい。また、具体的な表現を練習する時間がないので解答中に言葉に詰まる可能性が高い。さらに、書ききれなかった内容があれば、その部分の説明に四苦八苦する。

さらに、この方法では、30秒で準備したメモ通りに話すことを意識するあまり、頭に柔軟性が無くなる。メモに書けなかった内容を説明しなければならない時にパニックに陥りやすい。

従って、話す内容をメモに頼らず、準備時間中は解答の練習をするほうが効果的である。

“英語の鬼”村川久子が伝授するTOEFL対策”の”③ Speakingは、自分の意見を述べるべからず。”も参照して欲しい。

Speaking対策 3 間をおいて、ゆっくり答える

練習の時からできるだけ間をおいて、ゆっくり答えるようにする。

大抵の受験者は試験の時は緊張して普段より早口で話してしまいがちである。

もし普段から少し早口で話していると、試験時に聞き取れないくらいの早さで話してしまうだろう。また、早口で話すと文法の使い間違いも圧倒的に多い。よって、できるだけゆっくり話すように普段から心がけよう。これらをきちんとこなすことで、はっきりした聞き取りやすい話し方になる。

ゆっくり話すと解答時間内にすべて答えられるか不安になるが、大丈夫である。なぜならフレーズとフレームをあらかじめ準備していれば、フレーズとフレームの準備で無駄な解答はできるだけ省くことができる。よって、ゆっくり話しても十分に1分間で解答できる。

文の長さは一文二意くらいで簡潔に話す。そうすれば、文と文の間に呼吸を置いて話すことができる。

Speaking対策 4 問題の内容をできるだけ言い換える

Speaking SectionとWriting Sectionでは問題ででてきた用語をそのまま使わずにできるだけ言い換えるほうが良い(Paraphrasing)。

なぜなら、問題の内容を説明するときに、問題で出てきた言葉(表現)と違った言葉(表現)で説明できればより豊富な語彙と表現能力を持っていることを採点者にアピールできる。

逆に問題に出てきた言葉をそのまま全部使うと解答が正しくても表現の限界とみなされ、高い点数は取れない。これは言葉の使用(Language Use)という採点基準に関係する。

言い換えの練習のためには類語辞典を使って練習する必要がある。Decrease -> ReduceやExplanation -> Descriptionなどの言い換えの練習を過去問を使って行う。それぞれの問題への具体的な言い換え例は別の投稿で紹介する。

Speaking対策 5 Listening内容の詳細よりも大筋と話し方

内容を正確かつ詳細に説明する必要はない。

Speakingの解答では、Listeningで聞いた内容を詳細に説明する必要はない。2分長の内容を1分以内で要約するので、どの部分を引用するかで迷うだろう。しかし、大筋さえ話せば、内容に関することで減点されることは特にない。

要約自体は50点くらいの完成度で十分である。大切なのは、内容の大筋をクリアに聞き取りやすいスピードで話すことである。採点者がチェックしているのは要約の完成度よりもSpeakingのレベルである。

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