2017/05/1351 Shares

遅くとも高校生卒業・大学生までにTOEFL iBT勉強を始めるべき理由

現在、高校に在籍している高校生や大学入学前の新大学生がTOEFL iBTを勉強する大きな必要性を説明する。

最低でもTOEFL iBT 80点、できれば100点を持って大学を卒業すれば今後、社会に出ても困らないだろう。

なぜ、若いうちにTOEFL iBTを勉強するべきなのか?

早いうちにTOEFL iBTを勉強すると良い理由は大きく2つある。

耳が柔らかいうちに高い次元の実用英語を身につける

英語を学ぶのは耳が柔らかく(=ミラーニューロンの発達、聴覚野のシナプス密度が高い)、英語音の吸収やそこからの語感(=表現と文法)を吸収しやすい若いうちの方がいい。

私はThe best age to learn a second languageの記事に賛成だし、実際、日本国内と海外で多くの例を見てきた。

なぜそうなるのか実証は難しいが、私の実体験的には9-14歳の間に第二言語に多く触れていた子供が母国語と第二言語の両方を一番高いレベルで操れていた。(どちらも母国語と思えるような子供も沢山!)

9-14歳の間の子供はおそらくまだ耳も良いし、両言語を区別して表現や文法を理解できるほど、脳も発達しているのではないか。

15歳以上ではやはり母国語の影響が大きく、8歳以下で両言語を触れている場合、上手く両言語を話せる生徒もいれば、両言語ともどこか不自然の生徒もいた。

とは言っても、高校生や大学生もまだ若く、準ネイティブレベルの本格的な外国語運用能力を身につけるなら、まだ間に合う最後の年齢帯と私は思う。

実際に私も18歳から本格的にTOEFLを通じて実用英語を学び始めたが、Advanced Level以上の英語力を持つことがギリギリで間に合った。(頑張ったが、セミネイティブ程の英語力はない。)

ただ、どれだけ努力しても齢を重ねれば、

聞き取れない音があったり、

日本語に縛られて使えない表現や思い浮かばない表現、

不自然な文法を無くすことが難しくなる。(筆者も若干ある)

体操選手や水泳選手は柔軟性のある若い頃の方が有利であるのと同じ、英語も学ぶのであれば若い方が良い。

身につけるべき実用英語力とは

  1. 日常、学校、仕事で実際に使う英語 
  2. 文系・理系を問わず幅広い分野を網羅
  3. Reading、Listening、Speaking、Writingと4技能を複合的(Integrated)に処理

以上を満たす英語力である。Integrated SkillではReading, Listeningをした内容を要約して話したり、書いたりすることである。

そして、TOEFL iBTを通して学ぶアカデミックな英語は実用英語である。

例えば、何気ない普段の会話で私たちは天気の話をする。その時に出てくる、低気圧、台風、モンスーン、花粉などの何気ない話題は私たちが意識せずに使っているアカデミックなトピックである。

実際、TOEFL iBTのReadingでは大学の授業の枠だけに当てはまらない一般的な教養に近いトピックを多く扱っている。環境問題、動物の歴史、人間の文化などである。

これらの用語や背景を英語で勉強することは、将来的に英語圏で実際に生活したり、英語で活動したりする上で役立つ。イギリス、アメリカやカナダなどでは、色々な異文化を背景にして人々が生活しているからである。

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留学に必要な点数を獲得するため

TOEFL iBTの点数は交換留学・正規留学・大学院留学では必須の提出書類である。交換留学ではiBT 60点から、トップスクールならiBTで100点以上が必要になる場合が多い。さらに、公益財団法人吉田育英会のように選考でTOEFL iBTの点数を重視する留学奨学金が多い。

TOEFLの点数は専門予備校に通っていても、20点伸ばすのに6ヶ月〜8ヶ月かかることが多い。大学の成績と研究計画は良かったに最低限必須(それでもTOEFL iBT 80-100点)の英語力を持っておらず、留学選考に通過できずに泣いた大学生はゴマンといる!!

もし、大学で交換留学や派遣留学を志していたり、将来、仕事や生活で英語を使用したりすることを考えている生徒はすぐにでもTOEFLの学習を開始して欲しい。

勉強方法についてはTOEFL iBT勉強法! まずは80点越え! ~3ヶ月勉強計画~を参照して欲しい。

もっと一般的に人生においてなぜ、英語力が必要なのか?

もっと根本的に、

「なぜ英語を勉強するのか?」、「自分は英語力を身につけるべきなのか?」という疑問がある。

  • ビジネスで英語が必要とされるから
  • 受験で英語力が必要とされるから
  • 想像もできない世界を体験するため

留学以外の場面でも一般的な高い英語力は高く評価される。

英語力はビジネスで必要!

『英語ができないからだよ。君をウチで雇えないのは。』

そんな時代が非英語圏のドイツ、ポーランド、ハンガリーでは既に来ているし、日本も20年以内に来る可能性は高い。

日本のビジネスにおける英語の必要性はグローバル化とIT化が進むにつれて、年々高まっていっている。

就活生、9割が英語力の必要性を実感…実際は「会話できない」が4割 (ReseMom)

「将来仕事をする上で英語力が必要だと思うか」という質問に対し、「絶対に必要」は29.8%、「できれば必要」は62.2%。9割以上の就活生が英語力の必要性を感じていた。

人事部にインタビュー! 企業が求める英語力とは  (http://www.toeic.or.jp/)

9割越えは当たり前!?外資系・日系トップ企業内定者たちの英語力 外資就活ドットコム

ここでは企業はTOEICの点数を英語力評価の基準にしているが、TOEICはListeningとReadingという受動的な能力を客観的に測定するのみであり、SpeakingとWritingという能動的な能力までも含めた英語力を測定できない。

Listening、Reading、Speaking、Writingといった総合的かつ実践的な英語力を測れるのはTOEFL iBTであり、これから採用基準にTOEFL iBTの点数を評価する企業は増えていくだろう。

就職活動は大学卒業後に、官民ともTOEFL採用 これが構造改革の第1歩ではないか (Diamond Online)

TOEFL iBTは大学受験でも重要性を増している!

大学受験でTOEFL iBTが2021年前後に導入される可能性が高い。

大学入試の新共通テスト、英語にTOEFL活用も 
中教審答申案 (日本経済新聞)

また既に、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、さらにGMARCHの一部の学部の入試ではTOEFLやIELTSの英語資格を持っていることが最低限の必須要件である。(そのための英語教育を施している中・高等学校は全国に殆どないにも関わらずである。いまだに役に立たないガチガチの受験英語を学ばされている地方の大多数の生徒が本当に可哀想に思える。

ごく一部の例を挙げると

  • 慶應義塾大学 経済学部 PEARL入試
  • 早稲田大学 政治経済学部 EDESSA入試
  • 早稲田大学 国際教養学部 AO入試
  • 早稲田大学 文化構想学部 JCulP
  • 上智大学 国際教養学部
  • 立教大学 国際コース+自由選抜のある学部
  • 法政大学 グローバル教養学部
  • 明治大学 国際日本学部
  • 学習院大学 国際社会学部 AO入試
  • 同志社大学 ILA

さらに英語利用資格入試はまだまだ急激に増えつつある。大学の国際競争力強化や経済界の要望により、グローバル30が採択され、大学学部を国際化するための一貫である。

そしてもちろん、後年になればなるほど英語を使える人材が多く出てくるだろう。

つまり今後、英語ができる労働市場の価値は下がりつつも、できないと全く話にならない時代が来る。

(1990年~2000年代のIT革命で中間管理職の30-40代が大量に解雇されたのと同じように。)

その時を迎え、自身に英語能力がなければより若くて英語をできる人材に仕事を奪われる可能性が高い。

一方で、今のうちに英語能力を身につければ、若くて英語ができる次の人材をあなたが管理する仕事をできる可能性が高い。

人生を豊かにしたり、想像もできない世界を体験したりするため

私は英語力を身に着けて、北米留学や欧州見聞をしたが、以下のような体験をした。(ほんの一部の例)

  • バンクーバーでマンション一棟を経営している20歳の学生と出会う。
  • シアトルの一番高いビルで弁護士事務所を開業している家族と知り合いになる。
  • 違法な売春行為から女性を守るためにイスラエルから開発経済について学ぶ学生と友達になる。
  • リトアニアの商人とウクライナのリヴィブで仲良しになる。
  • フロリダで不動産経営をしているおじいさんと一緒に経済学修士を取得する。
  • ヨーロッパの伝統的な街並み、文化を見学する。
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ウクライナのリヴィブのイースターパレード 人生で一度は見ておきたい

また、英語圏以外の国々の言葉や文化の情報も英語を通せば手に入りやすく、英語がその他多くの言語のハブ(拠点)と化している点は重要である。

例えば、インターネット上で英語は50%、日本語は5%、その多言語は45%である。日本語と英語ができればもちろん55%の情報にアクセスできるが、残りの45%の情報も英語を通して理解することは十分に可能である。(特に今は高性能なAI翻訳が登場してきている。)

そして、このグローバル化している世の中、英語圏や非英語圏と関わりを持って生きて行く方がずっと簡単である。

現代社会に圧倒的に求められる能力は英語・数学・情報・理科

さらに言えば、学校では国・数・英・理・社を万遍なく勉強するが、現代社会に圧倒的に求められる能力は英語・数学・情報・理科である。

PayScale(給料、福利、報酬などの情報を収集している会社)が発表したBachelor’s Degrees by Salary Potentialによるとエンジニア系(石油、保険数学、核工学、化学工学)、情報科学といった学部出身者が相対的に高所得を得ている。初任給は600万円以上、中間給料は1000万円以上である。

さらにこれらの学部を出るためには微積、線形代数、微分方程式、統計といった大学水準の数学の理解は必須である。

1 Petroleum Engineering $102,300 $176,300
2 Actuarial Mathematics $60,800 $119,600
3 Nuclear Engineering $67,000 $118,800
4 Chemical Engineering $69,600 $116,700
5 Electronics & Communications Engineering $64,100 $113,200
6 Electrical & Computer Engineering (ECE) $66,500 $113,000
7 Computer Science (CS) & Engineering $66,700 $112,600
8 Computer Engineering (CE) $67,300 $108,600
9 Aerospace Engineering $64,700 $107,900
9 Electrical Engineering (EE) $65,900 $107,900

(出典) Bachelor’s Degrees by Salary Potential

ThinkAdvisor(資産データを扱う会社)が発表した30 Best Paying College Majors for 2013Top 15 Best Paying College Degrees: 2012でも、やはりエンジニア系、情報科学、数学、経済学といった学部出身者が高所得を得ている。

高い給料得るのが人生の目的でないからこのような能力を得る必要はない?

しかし、そのような人の中でも社会貢献をしたい、また自分の生きたいように生きたいと思っている人は多いだろう。

顧客に商品(財やサービス)を提供するのは社会貢献の一つであり、その価値は商品価格、そして最終的に給料に反映される。

従って、経済活動の中で付加価値の高い商品を提供することは、大きな社会貢献である。

また、経済活動とは違う社会貢献をする場合でも、経済活動で評価される能力は同じように必要であり、参考にすべきである。

つまり、高い給料を得る、社会貢献をする、自分の好きなことをする、などどの目的を達成したくても社会に求められる能力を身につける必要がある

従って、「なぜ英語を勉強するのか?」、「自分は英語を勉強するべきなのか?」という質問に対する答えは

「現代で高く評価される能力とは英語・数学・情報・理科の知識などだから」

しかし、これだけ現代社会に必要とされる能力にも関わらず、学校では十分に教育されない。

そして、卒業後にこれらの能力を持っていなければ社会で活躍できない可能性は非常に高い。

だから、今から勉強を始めよう。高校卒業・大学入学した今ならまだ間に合う!

四年間あれば英語・数学・情報・理科の十分な知識を身につけることは可能である。