2017/05/283 Shares

留学先の大学で好成績を修める方法

交換留学で平均点86点を取得した著者が、好成績の修める方法を説明する。なお、私の交換留学先はカナダのUBCであり、北米の授業形態に基づいた方法である。

自分の得意な科目を選ぶ

当然だが、自分が既に知識を持っている科目の方が、点数を取りやすい。私は交換留学するまでにビジネスと経済学を学んでいたので、交換留学先で経済学の科目を取った。講義を受ける上で前提条件となる英語での経済学専門用語と基礎的な理論を理解していたので、講義を理解するのにそれほど苦労はしなかった。

留学前の予習

興味を持っている科目だが学部が違うために今まで勉強してこなかった。しかし、留学先で履修できるので、選択したいという場合がある。

その場合、事前にその科目について予習していれば、授業を理解しやすい。該当科目や前提科目の講義をMITのOCWNPTELなどのオンライン授業で視聴すれば良い。例えば、数学で確率論を取る予定ならば、確率論の授業をOCWで視聴するか、その前提科目の知識がなければ微分積分の授業を視聴すれば良い。

自然科学系の科目

人文科学より自然科学の方が点数を取りやすい。正確に言えば、人文科学より自然科学系の科目の方が自分の理解度に合った点数を取りやすい。従って、もし自然科学系の科目で好きな科目があればそれの履修を勧める。

自然科学系の科目とは、数学、プログラミング、物理、化学、生物などの科目である。これらの科目は定義、仮定、定理と1から丁寧に積み重ねながら講義される。課題は授業で習った範囲内からしか出ないので、授業の理解度を高めることが好成績に繫がる。

もし自然科学について基礎知識がないなら、プログラミングの科目を選択することをお勧めする。プログラミングの基礎知識のない履修学生が多く、先生も履修学生の前提知識を要求していない。また、インターネット上で公開されているプログラミング科目の授業は多く、予習しやすい。さらに、プログラミング技能は英語技能と並んでビジネスで高く評価される技能の一つであるので、習得しておいて損はない。

一方、人文科学の科目とは法律、社会学、哲学などの科目である。これらの科目では大量のリーディングとその要約という課題が多く出される。そのため、英語での高い読解力と執筆力という技能が求められる。非英語圏の学生がこれらの科目で高得点を挙げるのは至難である。さらに、これらの科目では厳密な採点基準が無い場合が多く、高得点を取る要素を見つけづらい。

15単位以上は取らない

週に受ける授業は15単位、つまり15時間以内にする。1科目3単位の場合、5科目以上は取らない。なぜなら、科目にもよるが1時間の授業に約1.5時間を復習や課題に費やす必要がある科目が平均的である。その場合、週に約37.5時間を勉強に費やすことになる。6科目の場合は45時間になる。交換留学生は就職活動や活動報告、寮の行事への参加など他の仕事もあるので、勉強だけに45時間も費やすのは難しい。

さらに、一番懸念すべきのは北米の大学では中間試験があるのと試験日程が重複する可能性があることである。中間試験時期はさらに多くの時間が必要になってくるので、6科目の場合は50時間以上を勉強に割く必要があるだろう。また、科目数が多ければ、試験日程が重なったり、近くなったりする可能性が高い。そうなれば1科目に割けられる時間は限られてくる。

授業の分かりやすく、研究で有名な教授を選ぶ

分かりやすい授業を行っている教授は試験も公平かつ適切である傾向がある。学生の理解を無視した自分勝手な授業をしている教授は試験も授業内容とかけ離れた悪門を出す傾向がある。

教授の授業の質を調べるには

  • RateMyProfessorで教授の評価を調べる
  • その教授のHPやシラバスを見る
  • 実際に教授の講義を受ける

等がある。

また、研究で有名な教授を選んだ方が良い。もし、将来大学院に進学する時、彼らの推薦状は非常に強力な援護になる。研究で有名な教授を捜す方法はいくつかあるが、一つは執筆論文の被引用数である。Google Scholarで教授の名前を検索すれば、過去の論文とその被引用数を調べられる。

 

授業を録画、録音する

授業理解で一番効果的なのは、授業の録画・録音である。これらを実行できれば授業にかける労力は2分の1以下で済むかもしれないので、非常に重要である。以下は録画・録音の主なメリットである。

– 聞き逃したり、分からなかった場所を何回でも視聴できる。

– 倍速で観れる。

– 重要な部分だけ視聴できる。

– 読書に比べ、少ない労力で済む。

– 授業時間中にノートを取る必要が無い。

– もし、教授が間違った内容を教えていた時に、確認できる。

大抵、勉強に時間のかかる時は、教授の言ったことを思い出せなかったり、ノートが不完全で分からなかったり、問題が解けない時である。従って、録画した授業をもう一度視聴できるのは本当に役に立つ。

録画、録音には許可がいるが、「英語が苦手なので録画させてください」と教授にお願いしよう。大抵の教授は快く受け入れてくれるだろう。ビデオカメラは黒板の内容をよく写せる高画質が良い。

授業で友達を多く作る

同じ科目を履修している友達が多い方が、授業理解、課題、試験問題の解法などでお互いに助け合えるので有利である。必ず5人以上の友人を授業で作ろう。私の場合、隣に座った学生に必ず話しかけていた。「Hi!」や「Nice to meet you!」と明るい感じで言いながら、自分から積極的に友達を作っていく。私は彼らのよくまとめられたノートをしばしばコピーさせてもらっていた。

授業の予習より復習

学期中は、授業の予習をしない方が良い。予習内容は教授の講義と重なる場合が多く、時間の無駄が多い。それよりも授業で分からなかった内容をしっかり復習する方が重要である。私の場合、交換留学中に一切予習をしなかった。講義に参加、復習、課題をこなすだけで時間一杯だった。もし、予習をするなら、比較的時間に余裕がある渡航前や休み期間中にするべきだろう。

教科書を読まない

教科書は基本的に読まない。それよりは授業への参加や講義ノートの理解に力を注ぐ。なぜなら、聴く方が読書より圧倒的に少ないエネルギーを消費するからである。英語が母語でない私たちは英文を長時間読むことに慣れていない。一方で、授業では教授のジェスチャー、話、板書、質問と多チャンネルに情報を得られるので、少ないエネルギーで理解できる。

普段から授業内容をしっかり理解しておく

試験直前で詰め込むより、普段から授業内容をしっかり理解しておくことが重要である。試験前に知識を詰め込んでも、使いこなせないと試験問題は解けない場合が多い。逆に、きちんと普段から授業内容を理解していれば、課題や試験の問題は基本的に解けるはずである。

まず、授業の理解を優先する

基本的に研究課題以外の課題は授業を理解していれば解ける問題ばかりである。

問題を自力で解く前に解答を手元に揃える

問題の解答はインターネット上で手に入る場合が多い。

授業内容をしっかり理解していても解けない問題は理解力を要求するのではなく、トリックを要求する場合が多い。従って、何十分もその問題に費やすのは時間効率が悪い。そういう問題は先に解法を手に入れて、他者の知恵の恩恵を受けた方が良い。

友人と答え合わせ

他には友人が先に同じ問題を解いたり、過去の授業の同じ問題の解法を持っていたりする場合などがある。従って、課題の答え合わせを友人と行うのは非常に有益である。

読書系の課題は友人と共同作業

毎回20ページなど大量の事前読書とその要約を要求する課題の場合、複数の友人と共同でこなそう。例えば、最初の読書課題はあなたが読書して、要約も作成する。友人は要約だけを読めば、その読書課題を理解できるようにする。そして、次の読書課題はその友人が担当し、あなたのために要約を作る。このようにすれば、課題をこなすのに必要な労力は1/(友人の数)で済む。

一番の試験対策は授業に集中することである

基本的に試験問題は授業を理解していれば解ける問題ばかりである。

過去の課題や過去問を解く

トリッキーな試験問題は授業を理解するだけでは解けない場合がある。しかし、そういう問題は過去の課題や過去問に出題されている可能性が高い。従って、課題や過去問を試験前に解いておいた方が良い。

ほとんどの科目の試験勉強は3、4日前で十分

試験の1、2週間前から試験勉強をする学生が北米には多いが、私は普段の授業をよく理解していれば3、4日前で十分だと思う。授業の復習に2日、過去の課題や過去問を解くのに1、2日あれば十分である。

基本的にグループ勉強はしない

基本的には1人で勉強する方が、集中できて時間効率が良い。友人と一緒に勉強すると、雑談が増えて集中力に欠ける場合が多い。分からない授業内容や難しい問題がある時などに限って、友人と話し合う方が良い。

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難しい試験問題を友人と一緒に解いている